RC-Zシステムとは
独自のFRP製パネルを使用するため強度、剝離性能に優れ、長期間転用(リユース)が可能となり、
従来工法に比較して産業廃棄物などの発生抑制(リデュース)に寄与することができる地球にやさしい
ハイブリッドRC工法です。
■軽量・高強度な特殊FRP素材
RC-Zシステムでは、独自に開発された特殊FRP素材の型枠パネルを使用して組み立てます。 このパネルは軽量で鉄製のパネルよりも高い強度を持っています。
■繰り返しの使用が可能
FRP製ですから、錆びたり腐ったりしませんし、曲がってしまうこともありません。さらに簡単なメンテナンスを施すことにより、
繰り返し使用できる優れた耐久性をもっています。これで型枠そのもののランニングコストを低く抑えることができます。
■地球にやさしい技術
今までは、型枠工事に膨大な量のベニヤ板を使用し、しかも工事が終わると大量の廃材として処分していました。
世界的に貴重な熱帯雨林を浪費して建物が作られているわけです。一方、RC-Zシステムはベニヤをほとんど使用しませんので、
地球環境にもやさしい、これからの技術です。
RC-Zシステムで施工の簡略化
在来のベニヤ型枠工法はたくさんの専門工と複雑な工程が必要なため、割高になってしまいます。
RC-Zシステムは、多能工という少数の職人でわずかな職種と合理的な工程で作業するため、工期の短縮とコストの削減を可能にしました。
■内側の型枠は断熱材
在来のコンクリート建物は、コンクリート打設後に断熱材を貼る工程が必要ですが、
RC-Zシステムは断熱ボードを内側の型枠として使用することにより、型枠、断熱、内側型枠解体などの作業の簡略化が図れ、
さらにコンクリートとの一体化により躯体内の結露を抑制できます。
■型枠の組立・解体がワンタッチ
型枠パネルをプラスチック製のワンタッチクリップで連結するだけで、様々な形状の型枠に簡単に組み立てることができます。
ベニヤ型枠のように釘を使う必要もありませんので、専門の職人が必要なく精度の高い型枠施工が可能です。
■美しい打ち肌
特殊なFRP型枠の平滑な表面と、精密な型枠形状により目違いのない美しい打ち放しに仕上がります。
また、打ち放し仕上げだけでなく、タイルや塗壁などさまざまな仕上げも可能です。